フェルメール
- 真珠の耳飾りの少女
1665-1666年 45×39cm デン・ハーグ、マウリッツハイス美術館
- 牛乳を注ぐ女
1658-60年 45.4×40.6cm アムステルダム、国立美術館
- 少女
1666-1667年 44.5×39cm ニューヨーク、メトロポリタン美術館
- デルフトの眺望
1660-1661年 96.5×115.7cm デン・ハーグ、マウリッツハイス美術館
ヨハネス・フェルメール
Johannes Vermeer
1632~1675年
オランダ南部の故郷デルフトで活動
フェルメールの作品は日常生活を切り抜いた風俗画が多いが、そこに日常のあわただしさはなく、どちらかというとすっきりと整理された寡黙な印象のものが多い。
フェルメールの作品の多くは正確な透視図法(遠近法)で描かれている。いくつかの作品には透視図法の消失点を決めるさいに針を指したと思われる穴(絵具の欠損)が確認されている。その正確さが見る者を惹きつける秩序を生み出している。
しかし、秩序を重んじるフェルメールも、空間的な正確さよりも目で感じる自然な印象を絵画で表現していることもある。
フェルメールの代表作の一つである「牛乳を注ぐ女」を見てほしい。よく見ると左下の机の形が五角形でいびつなことがわかる。空間の法則を無視してでも表現したかったものがあったのだろう。
フェルメールの色彩は、青・黄・赤・無彩色をメインに構成されていることが多い。またイヤリングや人物の瞳などの曲面に映りこむ光や、背景の影の描き方など、光の表現にも優れた画家である。
フェルメールの主な作品
牛乳を注ぐ女

制作:1658-1660年
縦横:45.4×40.6cm
所蔵:アムステルダム、国立美術館
部屋の片隅で朝食の準備をする召使を描いた作品。作品の右下、女性の足元にある四角い箱は当時のオランダで使われていたストーブ。実はもともとこの場所には、ストーブではなく洗濯かごが描かれていた。
真珠の耳飾りの少女(ターバンの娘)

制作:1665-1666年
縦横:45×39cm
所蔵:デン・ハーグ、マウリッツハイス美術館
少女

制作:1666-1667年
縦横:44.5×39cm
所蔵:ニューヨーク、メトロポリタン美術館
デルフトの眺望

制作:1660-1661年
縦横:96.5×115.7cm
所蔵:デン・ハーグ、マウリッツハイス美術館